学習塾の夏期講習にだけ通うのはアリ?メリットやポイントをご紹介!
普段は塾へ通っていなくても、夏休みの間に行われている夏期講習は通うことを検討している人は多いのではないでしょうか。そこで本記事では夏期講習だけの利用を考えている方に向けて、メリットやポイントを解説します。夏期講習だけに参加する際の注意点もお伝えするので、ぜひ参考にしてください。
学習塾の夏期講習にだけ通うことは可能
普段塾へ通っていない場合でも、夏期講習に参加できるのか疑問に思う人も多いでしょう。結論からいうと、夏期講習だけに通うことは可能です。基本的に通常の授業とは切り離して行われているからです。実際に、夏期講習などの季節講習だけを利用している人はたくさんいます。また、受験生であれば、夏期講習に参加してみて、よければそのまま継続して通うという生徒も多いです。
夏期講習にだけ参加するメリット
夏期講習だけ塾に通うことのメリットについて紹介します。
ほかの同級生の勉強量が分かる
普段ひとりで勉強していると、ほかの子の勉強時間や量はなかなか分かりません。そこで塾に行くことによって、夏期講習という短期間だったとしても、塾に通う同級生がどのくらいの勉強量をこなしているのかを知ることができ、自分の勉強を見つめ直すきっかけになったり、よい刺激を受けられたりします。
夏期講習中に小テストや模試があれば、今の自分の立ち位置を把握できます。もっとやらなければと実感したら、勉強量が増えることもあるでしょう。少しの期間だけだったとしても、ほかの人が勉強する様子を感じられることは、大きな経験となります。
何が苦手か知れる
夏期講習では、これまでの復習を行うことが多いです。復習をしていく中で、自分が苦手なところを発見でき、発見した苦手は、塾での授業や宿題、プロのアドバイスなどにより克服していくことにつなげられます。苦手の克服に積極的になって結果が出れば、自信になり、モチベーションもアップできるでしょう。
自習室を使える
塾が開いている時間は自習室を自由に利用できるという塾も多いです。家ではスマホやゲームなどの誘惑がありますが、周りの人も勉強をしている静かな自習室は、とても勉強に集中しやすい環境です。分からない問題がでてきたら、先生にすぐに質問に行ける塾もあります。
親御さんが子どもの学力や受験などの情報を知れる
夏期講習を受けることで、子どもの学力を把握できたり、受験についての情報やノウハウを知ることができたり、受験や勉強に関する悩みを相談できたりといった親御さんにとってのメリットもあります。
夏期講習で押さえておくべきポイント
ここからは、夏期講習を受けるにあたって押さえておくべきポイントをお伝えします。
通う目的をはっきりさせる
夏期講習に申し込む前に、通う目的を明確化しましょう。「苦手を克服するため」や「受験対策として総合的な力をつけるため」など目的を先に意識することで塾を選びもしやすくなります。
集団指導か個別指導か選ぶ
塾とひとことでいっても、集団指導の塾と個別指導の塾があります。通う目的がはっきりしたら、次はどちらの指導方法を選ぶか決めましょう。集団指導塾の夏期講習は、総合的な学力の向上や、総合的な受験対策を求めている場合におすすめです。そして、学校の授業にある程度ついていける子向けです。
個別指導の夏期講習は、一人ひとりの希望に合った授業内容を設定してもらえるため、教科や単元を絞って学習したい場合や、自分のペースで学習を進めたい場合におすすめです。どちらを選ぶにしても、体験授業を受けてみることで雰囲気を知ることができるため、一度行ってみるとよいでしょう。
夏期講習のカリキュラムを確認する
夏期講習のカリキュラムは塾ごとにさまざまなので、 お子さんの目的に合った内容かどうか確認して塾を選びましょう。
夏期講習にだけ参加するときの注意点
夏期講習のみ参加し、2学期以降は通い続けない場合の注意点について解説します。
苦手の克服までは難しいこともある
夏期講習は基本的に復習がメインになるため、苦手を発見することに適しています。見つかった苦手については授業で理解度を深められたり、アドバイスをもらえたりもできるでしょう。しかし苦手をきちんと克服しようと思うと、それなりに時間がかかってしまうため、夏期講習の間だけでは克服しきれないことがあります。夏期講習のみ通う場合は、夏期講習後は自分で苦手の克服をしていく必要があります。
塾を選ぶ際は定員オーバーに注意
人気がある塾や、そもそもの定員が少ない塾では、夏期講習の募集を開始してから早い段階で定員オーバーになってしまうこともあるので、早めから検討し、情報収集を始めましょう。早期割引があるところや、事前に体験授業を受けておくと、先行的に受付を案内してもらえる塾もあります。通う塾が決まったら、早めに動いておくと安心でしょう。
まとめ
本記事では、塾の夏期講習に通うことについて、メリットやポイント、注意点を解説しました。塾によってカリキュラムの内容や雰囲気、レベルなどが異なるため、通う目的をはっきりさせたうえで比較検討しましょう。夏期講習のみ通う お子さんも多く、メリットもありますが、苦手の克服など、夏期講習で得たものや発見したことを自ら活かしていく努力が必要です。